◆米大リーグ ドジャース5x―4ダイヤモンドバックス(31日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース先発の山本由伸投手(27)は7回4安打1失点で12勝目とはならなかったが、渡米後最多タイの10Kとエースの働きを見せた。
山本が胸を張ってベンチに引き揚げ、新人捕手ラッシングとグータッチを交わした。
ラッシングとバッテリーを組み、3試合連続のQSをマーク。安定した投球で、防御率は2・82に良化した。相棒の存在は大きく、「フォームの面もアドバイスをくれる。すごく頭もいいですし、熱い男ですので、すごく好きです」と感謝の言葉が尽きなかった。
試合後の取材対応には、「野球は退屈ではない」と描かれたデザインのTシャツを着用して現れた。試合は2番手左腕スコットが同点3ランを被弾するも、同点の9回に代打スミスのサヨナラ弾で勝利。文字通りにハラハラする展開となったが、「投球でいろんな技的な部分がすごくうまくいってる」と歯車がかみ合ってきた右腕は、圧巻の投球でファンをうならせ続ける。(竹内 夏紀)
ドジャース・スミス捕手(9回に代打サヨナラ弾)「(山本の)素晴らしい投球から不運にも追いつかれてしまったが、打てて良かった」