◆JERA セ・リーグ 巨人―ヤクルト(2日・京セラドーム大阪)
巨人・戸郷翔征投手が5勝目をかけて先発し、6回まで投げ4安打ながら6四球を与え1失点、114球で粘投。1点リードの6回の打席で代打を送られ、勝ち投手の権利を持って降板した。
戸郷は「ランナーを背負うケースも多く、先制もされましたが、なんとか最少失点で粘ることができました」とコメントした。
戸郷は1回1死から長岡秀樹内野手、内山壮真捕手に連続四球を与え、1死一、二塁で4番・村上宗隆内野手を迎え、追い込んでからフルカウントになりファウルで粘られて最後は四球で歩かせ1死満塁。いきなり大きなピンチとなったが、オスナ内野手を三ゴロ併殺打に打ち取り、無失点で切り抜けた。
2回の戸郷は2死から岩田幸宏外野手に右翼線二塁打を許したが、奥川恭伸投手を空振り三振に抑えた。
先制点は3回に奪われた。1死から長岡に右中間二塁打を打たれ、2死となってから4番・村上に中前タイムリーを許し、1点を失った。
4回に中山礼都内野手の6号ソロ本塁打で同点に追いついてもらった戸郷は5回2死から長岡に2打席連続二塁打となる右翼線二塁打。内山に四球を与え一、二塁となり、さらに村上も追い込んでから四球で歩かせ2死満塁とピンチが広がったが、オスナを遊ゴロに打ち取り、なんとか無失点で終えた。
巨人は5回1死から泉口内野手の右前打、岡本和真内野手の四球、岸田行倫捕手が中前打で1死満塁とチャンスを広げ吉川尚輝内野手がストレートの四球で歩き、押し出しで2点目を挙げ勝ち越した。これで先発・戸郷翔征投手は5勝目の勝ち投手の権利を得た。
1点のリードをもらった戸郷は6回、先頭の北村恵吾内野手にこの試合6個目の四球を与え無死一塁となったが、スタートした北村恵を岸田が二塁送球で一、二塁間ではさみタッチアウト。戸郷を助けた。