来年のセンバツ甲子園につながる第78回秋季全道高校野球大会札幌地区予選の組み合わせ抽選会が3日、江別市の酪農学園大とわの森三愛で行われた。今夏の甲子園に出場した北海は、19日の初戦で札幌旭丘と対戦する。

 北海は、春季大会の地区初戦から道内公式戦13連勝中。秋の全道を制すと、2年ぶりに同一年の春夏秋道大会(夏は南北海道大会)完全制覇となる。夏の甲子園に出場した主力メンバーが半数以上残り、優勝候補に挙がるが、小野悠真主将(2年)は「チーム全体で緩い雰囲気を出さないように徹底していきたい」と気を引き締めた。

 主将を務める小野は、夏の甲子園1回戦の東海大熊本星翔戦で2番手で聖地のマウンドに立った。2011年春夏甲子園出場の玉熊将一(明治安田)、16年夏甲子園準優勝の大西健斗ら偉大な先輩も担ってきた背番号「1」での主将となるが、「ピッチャーでキャプテンをやったら選手としても自分の心も成長する。チームを引っ張っていきたい」と力を込めた。

 大会2連覇を狙う東海大札幌は、21日の初戦で札幌国際情報と激突。ともに優勝経験がある札幌日大、札幌第一に加え、酪農学園大とわの森三愛など実力校がCブロックに集まった。順調に日程が進めば、28、29日に代表決定戦が行われ、10月12日に大和ハウスプレミストドームで全道大会が開幕する。

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