◆イースタン・リーグ 巨人―ヤクルト(3日・Gタウン)
巨人・田中将大投手が2軍・ヤクルト戦で先発。8月29日の登録抹消後、初登板で5回65球で2安打無失点と再昇格へアピールした。
初回、先頭の武岡に左越え二塁打を許したが、並木を詰まらせて三ゴロ。二塁走者を進ませず、1死二塁から山田と対決した。初球は見逃しを奪い、1ストライクからの2球目、外角低めのカットボールで二ゴロに打ち取った。2死三塁から沢井は空振り三振。140キロのスプリットを内角から沈めて無失点で滑り出した。
2回は37歳のベテラン・川端を右飛に封じるなどテンポ良く3者凡退。3回は先頭からスライダーで2者連続の空振り三振。2死から三塁手・荒巻の失策で走者を背負うも、続く並木を2球で中飛に抑えた。3回まで42球で1安打4奪三振と上々の立ち上がりを見せた。4回も7球で3者凡退。
史上4人目の日米通算200勝をかけて先発した28日の広島戦(マツダ)で2回5失点。2敗目を喫した翌日に出場登録を外れた。中6日にあたる4日は2軍戦がないため、中5日でのマウンドとなったが、前回は2回50球で降板。コンディション面で問題はなく、中6日程度のペースを保って調整を進めることを首脳陣と決めた。
阿部監督はかねて「1回(登板を)飛ばして(今季)どこかでまたチャンスあるから、投げさせるから、と言って落とした」と説明。2軍合流後は投手コーチらと意見交換しながらフォームの修正などに取り組んでいる。