◆JERAセ・リーグ 中日5-2阪神(3日・バンテリンドーム)

 中日は、若き大砲のアベック弾で勝利し、連敗を2で止めた。

 1―1の5回2死一、三塁。

4番・細川成也外野手が、阪神の先発・伊藤将の140キロ直球を強振。右翼席最前列に飛び込む14号の勝ち越し3ランで主砲の役目を果たした。

 4―2の6回には、この日、78日ぶりに1軍昇格した石川昂弥内野手が、今季1号ソロで中押し。フルカウントから、伊藤将の131キロ高め変化球を左翼席中段に運び、「少し前に出されましたが、なんとか対応できた。チームに貢献できてうれしい」と打線を勢いづけた。

 先発した大野雄大投手は、6回6安打2失点で、チームトップの今季9勝目。対戦相手別単独最多となる阪神戦通算21勝目をマークした。3回に中川に2号ソロで先制点を許したが、味方の援護にも恵まれ、試合を作った。「反省点はたくさんある」と振り返ったが、これでチームの連敗中に登板した7度はいずれも白星をマーク。投打がかみ合い、優勝へ突き進む阪神から白星を奪った。

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