◆イースタン・リーグ 巨人6―1ヤクルト(3日・Gタウン)

 巨人のドラフト1位・石塚裕惺内野手(19)が、プロ初の先頭打者弾となる2号ソロを放った。イースタン・ヤクルト戦(Gタウン)に「1番・遊撃」で先発出場。

初回先頭の打席でヤクルトの先発・小沢が投じた124キロの変化球を捉え、左翼スタンドへ突き刺した。

 7月12日の日本ハム戦(G球場)でプロ1号を放って以来となる一発で、Gタウンでは初本塁打。「打ったのは抜けたフォークです。前半戦は甘く入る変化球を見逃すことが多かったのですが、後半戦は積極的に打ちにいこうと意識していました。打席でしっかり対応できた1本になったと思います」と振り返った。

 今季は3月の開幕直前に左手有鉤(ゆうこう)骨を骨折し、7月にも左三角線維軟骨複合体(TFCC)損傷で離脱を経験。それでもここまで2軍で主に1番打者を担い「チームを勢いづけるバッティングと高い確率で出塁することが1番バッターの仕事」と、この日の試合前時点で47試合に出場して打率3割1分1厘、18打点。出塁率は4割を超える。大器の片りんを見せる背番号23がイースタン首位を走るチームをけん引する。

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