神奈川県高校野球秋季県大会の組み合わせ抽選会が4日、横浜市内で行われた。今春センバツ王者で夏の甲子園8強の横浜は、7日の9時30分から七里ケ浜と浅野の勝者と初戦を迎える。

 新チームの主将に就任した小野舜友内野手(2年)は、前主将の阿部葉太越えを目標に掲げた。「監督さんが求めるものを、阿部さんが姿勢で示してくださっていた。少しでも阿部さんに近づいて、越えていかなければ勝てない」。主将就任時、村田浩明監督からは「どれだけお前の色を出していけるか」とアドバイスを受けた。偉大な先輩の姿から学ぶことは山ほどある。しかし、「思い切って変えるところは、変えていかなければ」と新たなチームづくりへの意欲を示した。

 「まずは秋の県大会を勝ち抜かないと、(今後)何もないと思う。9月7日の初戦というものを大事にして、一戦必勝で戦っていきたい」。横浜の新たな物語が幕を開けた。

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