◆JERAセ・リーグ 中日1―0巨人(5日・バンテリンドーム)

 中日が完封リレーで3位・DeNAと2・5差を保った。先発の柳が6回4安打無失点で3勝目。

藤嶋、メヒアとつなぎ、9回は松山が39セーブ目を挙げた。打線は巨人・山崎の前に4回まで一人の走者も出すことができなかったが、5回1死からボスラーが先制の12号ソロ。虎の子の1点を投手陣が守り切った。試合前には、通算509登板の祖父江が今季限りでの現役引退を発表。柳、藤嶋、メヒアが祖父江の登場曲である「宙船」を使用してマウンドに立った。

 以下は試合後の井上一樹監督の主な一問一答

―2安打1得点で勝利

「こういう試合もなかなかないけど、ボスラーの一発と投手陣の踏ん張り。虎の子の1点をどう守り抜くかというところで、よく投手陣がつないでくれた」

―先発の柳は

「山崎は球界を代表する投手。点を取ることは厳しいなか、柳が先に取られないという強い気持ちが出ていた。本当に紙一重の試合だった」

―試合前に祖父江が引退を発表

「みんなの兄貴分として慕われていたし、きょうはみんなが宙船で。宙船で勝てるなら、これからやばいときは宙船をかけようかなと思ったりもしたけど。『そぶさん、ありがとう』と柳が言っていた通りです」

―大きな勝利

「大差だろうが、1―0だろうが勝ちは勝ち。選手たちの勝ちたいという気持ちを象徴する、気持ちの乗った試合だった」

―福永が復帰

「急きょ、呼んで。

ちょっと早いかなとも思うけど、そんなことは言ってられない。呼ぶことで、悠長にしている場合じゃないと刺激を与える意味でも呼んだ」

―勝利は福永にとっても大きい

「そういうの、選手は気にするから。自分が来て負けちゃったとかね。福永もきょうはあまり仕事ができなかったけど、それでも勝てて、あした以降は俺の力で勝たせてやるという気持ちを持ってくれたらいい」

―左脇腹痛の石川昂の今季中の復帰は

「無理だろうなあ。最終戦まで約3週間か。ちょっと間に合わない、シーズンに関してはね。もちろん僕らはその上(CS)を目指しているので、そこに名前を連ねられるように頑張ってほしい」

編集部おすすめ