◆JERA セ・リーグ 中日1―0巨人(5日・バンテリンドーム)
巨人先発の山崎は8回を2安打に抑えながら、1失点で完投負け。23年と昨年の10勝を上回る自身初の11勝目はお預けとなった。
ボスラーに許した5回のソロが唯一の失点。中日戦は今年3度目の登板で初失点で初黒星になる。バンテリンDでは22年の初登板から、通算7試合目で初黒星の4勝1敗。デビューからこの球場で続けていた被本塁打なしも44イニング、延べ167人で止まった。
巨人が被安打2本以下で敗戦は、今年4月6日の阪神戦に被安打2本で●0―1以来。前回は5投手を起用したが、この日のように1人の投手が完投で記録したのは、09年10月10日広島戦のゴンザレス以来、16年ぶり8人目の不運だった。
もっとも過去7人のうち、その年の次戦に先発で登板した5人は全て完投勝利。79年の江川は被安打3本で完封勝利を挙げただけに、山崎も次戦の登板に注目だ。(阿部 大和)