◆神戸新聞杯追い切り(18日)

 第73回神戸新聞杯・G2(9月21日、阪神競馬場・芝2400メートル=3着までに菊花賞の優先出走権)の追い切りが9月18日、栗東トレセンで行われた。

 予定通りの過程を踏んだ復帰戦だ。

エリキングはCWコースで単走。楽な感じのままで5ハロン69秒3だったが、ラスト1ハロン11秒5としまいはしっかりと脚を伸ばした。「1週前をしっかりとやったことで、重さが残っているなかでも、いくらか素軽さが出たかな」と福永助手は説明した。

 昨秋の京都2歳S後に右前脚の骨折が判明。春は皐月賞に直行を余儀なくされたが、叩かれた日本ダービーはメンバー最速となる上がり33秒4の脚で5着まで追い込み、資質の片りんを感じさせた。

 今回は中間に坂路で4本、CWコースで3本と中身の濃い調教を積んできた。「距離はダービーでいい競馬ができていますし、広いコースの方がいいタイプ。阪神2400メートルの条件は合っているように思います」と同助手。本来の姿で復活のタイトルをつかみにいく。

編集部おすすめ