◆高校野球秋季静岡県大会▽3回戦 常葉大菊川7―0静岡=8回コールド=(23日・草薙球場)
今春センバツ出場校の常葉大菊川が、夏県準優勝の静岡に7―0の8回コールド勝ちを収めた。1年生4番・山崎拓己一塁手が先制2点適時打を放ち、2年連続の8強進出に貢献した。
初回1死二、三塁。山崎が初球の外角直球をとらえ、先制2点適時打を放った。「とりあえず打ててよかったです。でも、安心する気持ちはなくて、次の打席への気持ちが引き締まりました」と振り返った。
今秋県予選はベンチ入りを逃したが、県大会から「4番・一塁」を任され、県大会初戦の富士市立戦(11〇4)では1安打2打点と結果を残した。それでも打撃の調子は「まずまずです」と控えめに語る。
常葉大菊川への進学は、2007年センバツ優勝捕手の石岡諒哉監督の下で成長したいという思いから決断した。今大会では、同じ1年生の後藤歩武捕手に正捕手の座をゆずったものの、「まず自分が任されたポジションでチームに貢献したい」と前向きだ。
石岡監督も「どちらが捕手をやっても変わらない。ただ、山崎には4番を任せているので、打撃での貢献を期待している」と信頼を寄せる。大会中は一塁に専念しているものの、練習では扇の要として後藤と競い合っているという。27日の準々決勝・桐陽戦に向け、「今は2戦連続2打点。