◆秋季兵庫県大会▽3回戦 報徳学園5―2明石商(23日・明石トーカロ)

 報徳学園が3回戦で明石商を破り、8強に進出した。

 初回1死満塁で藤本碧空三塁手(2年)の中犠飛で先制すると、続く吉野寛太右翼手(1年)の左前適時打で追加点を挙げた。

4回に1点を返されたが、5回1死一、三塁で岸本玲哉左翼手(2年)の中越え適時二塁打などで2点を追加した。

 投げては先発した山田大雅(1年)が4回3安打1失点、2番手の沢田悠佑(2年)が4回2安打1失点。最終回はこの日3安打の中尾勇貴(2年)が3者凡退で締めた。

 高校日本代表のコーチを務めた大角健二監督は、U―18W杯のため8月末から沖縄入り。14日の津名との初戦も宮崎翔コーチが代理で指揮を執り、チームを離れていた。ただ、「帰ってきたら、意識が本当に変わっていた。この大会に入るのが楽しみというか、何をしてくれるんだろうみたいな」。指揮官の期待通り、チームは滝川二、明石商と難敵を破り、次戦は今夏の甲子園8強の東洋大姫路に挑む。中尾は「春夏の決勝戦で負けている。ベンチに入っている2年生も多くて、悔しい思いは一番強い。絶対に次の試合で勝ちたい」と意気込んだ。

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