◆パ・リーグ 西武1―4ソフトバンク(27日・ベルーナドーム)
ソフトバンクが、2年連続23度目のリーグ制覇(1リーグ時代の2度含む)を決めた。開幕後は主力に故障者が相次ぎ、5月1日に最大借金7、首位と6ゲーム差とつまづいたが、そこから底力を発揮して貯金を33まで伸ばした。
ソフトバンクは初回、先頭の柳田が中前安打で出塁した。犠打で二塁に進めたが、3番・栗原は空振り三振、4番・中村は中飛に倒れた。その裏、先発・有原が無死から3連続で長短打を浴びて、1点を先取されたが、打線がすぐに取り返した。2回無死から柳町の中前安打を足がかりに2死一、二塁とした。ここで9番・野村が「何とかすぐに追いつこうと、このチャンスを絶対に生かそうと思いました」と気迫の中前適時打を放ち、追いついた。
そして、5回だ。1死一、二塁から栗原が「このチャンスを絶対に生かそうと集中しました」と右中間フェンス直撃の勝ち越し2点適時二塁打。なおも続く1死一、三塁で柳町が右前適時打を打って4点目を奪った。有原は7回を5安打1失点、7奪三振の好投で今季13勝目。特に中盤以降は変化球を低めに丁寧に集め、勝利を呼び込んだ。