パ・リーグ オリックス2―0楽天(27日・京セラドーム大阪)

 オリックスが近日中に岸田護監督(44)へ来季の続投を要請する方針であることが27日、分かった。この日の楽天戦(京セラD)に勝ち、2年ぶりのCS進出が決定。

パ・リーグ3位とシーズンの5割以上も確定させた手腕を評価した。

 昨年は3連覇からの5位に沈み、中嶋監督が辞任。1年契約で大役を引き受けた。主力が負傷離脱する窮地でも踏ん張り、開幕から勝率5割以上を維持した。選手ファーストの環境で、頓宮や杉本ら生え抜き選手も復調。麦谷、寺西ら新人にも経験を積ませ、受諾にも支障はないとみられる。

 この日は先発の山下が7回無失点、11奪三振で今季初勝利。「さすが、底力を持っているなと。本当にみんな頑張ってくれた。素晴らしいなと思います」と選手全員をたたえた。残りは6試合。3位からの日本一を目指すと同時に、岸田オリックスを成熟させる。

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