◆JERAセ・リーグ ヤクルト4―4巨人(28日・神宮)=延長12回引き分け=

 ヤクルト・村上宗隆内野手が神宮ラストゲームを自らのバットで彩った。初回に山田の右犠飛で1点を先制し、なおも1死二塁の好機で横川のツーシームを右前に運ぶ適時打を放ち、満員となった本拠地を沸かせた。

 延長12回引き分けとなった試合後には万雷の拍手に包み込まれ「大好きな場所ですし、この声援がいつも背中を押してくれていた」とファンに感謝を伝えた。

 今オフにポスティングシステムによるメジャー移籍を目指す主砲は「来年(所属先が)どうなるかわからないですけど、(声援を)聞けなくなると思うとすごく寂しいですけど、テレビ越しでまた応援してもらえれば」と呼びかけた。

 試合後のセレモニーでは高津監督に「ムネ(村上)、おめえ、アメリカ行くのか?」と聞かれ、うなずく場面もあった。指揮官からは続けて「どうなるか分からないですけれども、あなたは常にスワローズの代表です。来年どこでどんなプレーをしても、スワローズのファンがみんな温かく応援してくれる一年にしてください」とエールを送られ、力強く「頑張ります」と応じた。

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