◆パ・リーグ ロッテ3―4日本ハム(28日・ZOZOマリン)
痛烈なライナーを放った。2―3の7回1死二塁、日本ハムの清宮幸太郎内野手(26)が小島の初球を捉え、右前安打とした。
新庄監督のアシストが効いた。この日は4月27日のロッテ戦(エスコン)以来今季3度目の1番起用。前日の試合後、報道陣から清宮幸にタイトルのチャンスがあることを知らされ「(報道陣が)言ってるから。(1番に)しないといけないのかと思って」と抜てきの理由を説明した。「これで取ったとしてもピンとこんね」と打率2割7分での獲得には納得いかない様子だったが、「まあでも文字には残りますからね。あと2試合1番でいって」と背中を押す考えを示した。
試合前には“緊急会談”もあった。
今季はチーム最多の136試合に出場し安打を積み重ねた。「この(残り)2試合をどう捉えるか。選手としての真価が問われる」。チームを引っ張る26歳が、最終盤で初のタイトルをかっさらう。(川上 晴輝)