J1千葉は19日、千葉市内で練習を公開した。

 千葉市出身のプロ20年目のベテラン・MF米倉恒貴がチーム浮上への思いを口にした。

「何かきっかけがほしい」17年ぶりにJ1へ復帰したチームは11試合を終えて最下位に沈む。「自分たちが思い描いていたものではないのは、誰が見ても分かる」と現状を受け止めた。

 前日の試合では今季初対戦で勝利をあげた東京Vに完敗。結果が出ない中で、チームの取り組みに対する疑問や批判の声が上がるのも無理はないが「取り組んできたことがブレていないのは強み」と強調する。「いろいろチャレンジする手もあるけど、自分たちがやってきたことをぶらさずに続けているのは、今後きっと強みになる。それを信じたからこそ結果(J1昇格)も出た。監督がブレれば選手もブレる。今は監督がブレずにやっているから、やろうとしていること一つでやってて、あとは何かきっかけが必要かなと今感じている」

 その“きっかけ”として期待を寄せるのが若手の台頭だ。「ヤングボーイが出てきてほしい。去年のマコ(姫野誠)はある意味昇格のきっかけになった。今年は新しい選手も入って、そういう選手がきっかけになればチームにも本人の未来にもつながる。キーマンは急にきっかけをつかんで出てくるもの。

そういう選手が多いチームが強い。誰が出ても点取ったり活躍している」

 さらに「誰が出ても結果を出すのが強いチーム。昨日の東京Vも、普段出ていない選手が結果を出していた。それがいい相乗効果を生む」とし、「そこに自分も入っていきたい」と続けた。

 百年構想リーグも残り3分の1となった。「まずはこの半年をやり切ること。やり切った先に次が見えてくる。先を見過ぎてもよくない。今をやり切ることが大事」。自身はについても「試合に出たら結果を出さないといけない。それがプロ」と言い切った。千葉を知り尽くす37歳のベテランが「きっかけ」を求めながら、自らもその一端を担う覚悟をにじませた。

(綾部 健真)

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