◆JERAセ・リーグ 阪神7―5中日(19日・甲子園

 中日は阪神に開幕から6戦全敗で借金が今季ワーストの11に膨らんだ。先発・高橋宏斗が6回途中6失点で3敗目。

スポーツ報知評論家の金村義明氏は昨季のリーグ王者に歯が立たない現状を分析した。

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 高橋宏は打たれるべくして打たれた。左肩が早く開くフォームは、打者からするとタイミングが取りやすいし、ストレートがシュート回転気味となり球筋も見やすい。コーナーに決まっているときは抑えられるが、少しでも甘くなると捉えられてしまう。2度のリードを守れずに6回途中6失点ではエースと呼ぶことはできない。

 確かに阪神打線は強力だが、捕手を含めた配球にも問題がある。この3連戦、絶対にホームランだけは避けなければいけない場面で、森下、佐藤に簡単に甘い球を痛打されている。この2人に対しては状況次第では、四球でもOKで攻めないといけない。逆に6回には先頭の木浪に四球を与えて、勝ち越し点を許した。慎重さと大胆さがチグハグになっている。

 終盤のリリーフ陣も故障者が多いので、勝っていても負けていても同じメンバーがマウンドに上がっている。これでは勝負どころで抑えられるはずがない。

阪神戦は開幕6連敗となったが、現状では全く勝てるムードがない。(スポーツ報知評論家)

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