◆米大リーグ レッドソックス8―6タイガース(20日、米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク)

 レッドソックスの吉田正尚外野手(32)は20日(日本時間21日)、本拠でのタイガース戦に「4番・DH」で4試合ぶりにスタメン出場した。3―3で迎えた7回先頭で迎えた4打席目に中前打を放ち、勝ち越しのホームインをした後、5打席目に左前打を放つなど、今季3度目のマルチ安打を記録。

恒例のボストン・マラソン開催日の午前試合で大活躍。4打数2安打2得点1四球で、打率は3割2分4厘となった。

 

 吉田のバットが、突破口を開いた。3―3で迎えた7回。タイガースは今季9試合に登板し、防御率0・96と安定の左腕ホルトンを3番手で投入。吉田は0―1からの2球目。外角へのスイーパーにバットを合わせ、中前に弾き返した。

 「ちょっとボール気味でしたけど、スライダーを狙っていたので、上手く(ヘッドが)残ったかなと」と吉田。四球と内野安打などで一死満塁とすると、代打ラファエラの右前打で勝ち越しのホームイン。その回、一挙3得点の起点となった。

 

 「左対左」で結果を出した吉田に対し、コーラ監督は「あの状況で(マッチアップは)関係ない。ここまで彼は、やるべきことをこなしてくれている。

最初の打席もフルカウントから四球を選んだ。彼は、今、非常にいい状態だ」と満足そうだ。

 

 この4連戦、タイガースはスクバル、バルデスと左腕先発が続き、前日まで3試合連続ベンチスタートだったが、勝負どころで左腕を攻略。今季22戦目で先発起用は9試合目と、出場機会に恵まれないが、今季初の打順4番に座れば、この通り。8回の第5打席は、右腕アンダーソンのチェンジアップを逆方向に弾き返し、マルチ安打を達成。3連打で7点目のホームを踏み、今季初のマルチ得点も記録した。「飛んだコースが良かったのは、結果的にOK。まだ自分のスイングには程遠いですが、ラインはしっかり出ているので、ヒットコースに飛んだ。ゴロにならずに(内野を)越えたのは、やっぱり、前でしっかり打てているので。あれが近くなるとゴロになる。しっかりタイミングを早く打つというところが大事かなと思います」と、内容にも手応えを感じている。

 この日は、マサチューセッツ州の休日「ペイトリオッツ・デー」。

地元では今年で第130回となる恒例のボストン・マラソンが開催され、試合開始時間は午前11時10分の午前試合となったが、2児のパパである吉田は「いつも朝は早く起こされるので(笑)」。

 2013年の同大会では爆弾テロ事件が勃発。当時のスローガン「BOSTON STRONG」のワッペンを左胸に付けた特別ユニホームで戦い、1912年4月20日開場で現存するメジャー最古の球場である「フェンウェイパーク」の114歳の誕生日を、吉田はバースデー・マルチで飾った。

 直近の8試合中7試合で安打を記録し、4月5日以降、打率は4割4分。OPSは1・077。吉田が打席に入るたび、ファンの歓声も大きかった。「期待してくれているファンの方がいるのは、選手冥利に尽きる。それを結果で返すのが、プレーヤーの務めだと思いますので、引き続き結果を求めていきたい」

 21日からは宿敵ヤンキースを本拠に迎える。今季9カード目で初のア・リーグ東地区の同地区対戦だ。「ここから、同地区で勝っていかないといけない。盛り上がるように、しっかり勝ち越せるようにしたい」と意気込んだ。

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