◆JERAセ・リーグ DeNA2×―1巨人=延長11回=(24日・横浜)

 悔しい敗戦にも阿部慎之助監督(47)は前向きだった。1―1の11回1死一、二塁、6番手の赤星が戸柱に中越えへのサヨナラ二塁打を浴びて力尽きた。

その直後、ベンチ裏で取材に応じ「負けはしましたけど、良いゲームだったと思います」と強調。若手が多い中、総力戦で緊迫した試合ができたことを収穫と受け止めた。

 1点リードの8回、大勢が1死三塁から宮崎の遊ゴロの間に同点とされた。内野は前進守備。石塚も懸命に前進して好捕した。だが三塁走者・京田が好スタートを切り、本塁は間に合わないタイミングで一塁に送球。紙一重のプレーで田中将の白星の権利は消えた。

 反省点を挙げるとすれば11回で4安打、4回のキャベッジのソロのみの1得点に終わった攻撃面だろう。21日の練習中に顔面に打球が直撃して脳しんとう特例措置で登録抹消の泉口が不在の中、2試合連続で「3番・遊撃」の石塚は5打数無安打だったが、同点の9回無死一塁でベンチはバントのサインを出さず、9球粘って惜しくも中飛。思い通りの結果は出なかったが、内容のある打席だった。

 皆川、浦田も含め若手が躍動。阿部監督は「失敗もあるでしょうし、それを糧にしてくれればいいだけです。

こういうしびれた試合もなかなか経験したことがないと思うのでね。明日につなげてほしいと思います」と気持ちを切り替えた。

 2回に右膝に自打球を受けた大城が、激痛に耐えながら、バッテリーを組む田中将のリズムを変えたくないと交代まで出場することを志願し、7回までマスクをかぶるなど、全員が熱く戦った。連勝は2で止まって貯金「2」となったが、必ず次につながる一戦だった。(片岡 優帆)

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