日本相撲協会は27日、大相撲夏場所(5月10日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表し、熱海富士(伊勢ケ浜)が新関脇に昇進した。熱海富士は東京・墨田区の伊勢ケ浜部屋で会見に臨み「うれしい。

さらに一つ上に上がったなという実感と、まだ上目指して頑張ろうという気持ちでいっぱい」と心境を語った。

 静岡県出身の新関脇は1930年夏場所の天竜以来で96年ぶりとなった。静岡県勢では昭和以降で、天竜と並ぶ最高位。歴史的な昇進も「地元の皆さんも、そうやってまた何か話のネタになってくれたらなという気持ちです」と謙虚に受け止めた。

 26日に最終日を迎えた春巡業は、三役として初めて回った。ご当地の三島市など27か所を巡り「声をかけられることは増えたなと思います。新三役になったので『おめでとう』と言ってくださる方もたくさんいた。うれしい気持ちもありますけど、もっと頑張んなきゃなという気持ちもありますね」と奮い立った。

 先場所は新小結で9勝を挙げたが「まだまだ全然、課題もある。前に出る相撲もあったけど、それ以上に自分の中でやりたいことが増えた。まだまだ満足せずに頑張っていきたい」と足元を見据えた。巡業中は積極的に土俵に上がり、稽古に励んだ。

静岡県勢初賜杯の期待がかかる夏場所へ「やることは変わらない。みんな頑張っていて、僕は僕で全力で優勝を目指して、大関横綱目指してやっているので。それで結果がついてくればうれしい」と意気込んだ。

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