◆JERAセ・リーグ 巨人1―11広島(28日・東京ドーム)

 巨人・則本昂大投手(35)の移籍後初勝利はまたしてもお預けとなった。今季4試合目の先発は、本拠・東京Dでの初登板。

しかし5回でともに移籍後ワーストとなる12安打6失点と赤ヘル打線に打ち崩され、2敗目を喫した。チームは広島・床田に8回まで3安打、得点はキャベッジのソロだけと捉え切れず、大敗して連勝は2でストップ。ゴールデンウィーク(GW)9連戦は黒星スタートとなった。

 ベンチに腰掛け、ぼう然とグラウンドを見つめた。則本が猛打の前に屈した。ともに移籍後ワーストの12安打6失点。GW9連戦の初戦を託されたが、5回98球でマウンドを譲り、移籍後初白星はまた持ち越し。「先制点を与えたこと、ビッグイニングをつくってしまったこと、長い回を投げられなかったこと。とにかく反省点が多い投球になってしまい申し訳ないです」と2敗目に肩を落とした。

 今季4度目の先発にして東京D初登板。岸田と初バッテリーを組み、2回までは無失点。しかし3回、菊池の適時打など一挙3安打を集中され2失点。

防ぎたかった先制点を与えた。さらに5回。1死から連打で一、二塁を招き、坂倉に右翼席への3ランを被弾。外角狙いの直球が完全に逆球となった。前の打席の適時二塁打と合わせ4打点。広島の4番に打ち砕かれた。

 前半戦最初のヤマ場となる大型連戦の1戦目。中継ぎにかかる負担や今後の流れに影響を及ぼす重要な役割であることは理解していた。結果は2戦連続の2ケタ被安打。最速149キロの直球はバラつきが目立ち「出力が少し落ちた部分もあった。原因を突き止めたい。先発は継続して長い回を投げられないと、年間通して結果を出すことはできない」。

内海投手コーチも「追い込んでからの決め球が左右高低に投げきれてない」と修正を促した。

 引き分けを挟み直近4試合連続で勝ちのなかった5位・広島に大量失点。阿部監督にも「もう少し(相手に)意識させる球があればいいのかなというのは、見ていて感じました」と宿題を課された。FAで加入し開幕から3登板で防御率1・50とゲームメイク能力が光っていた右腕。「9連戦の頭で迷惑をかけたし、内容はシーズンに入って一番良くなかった。なぜそうなったのかを見つめ直して、次(に)チームが勝てるように答えを見つけたい」。エース山崎らが不在の中でローテ陣には欠かせない戦力。ここで一度、足元を固め直す。(堀内 啓太)

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