5月2日に東京ドームで開催されるダブル世界戦の前日計量が1日、東京・後楽園ホールで行われた。世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(33)=大橋=はリミットの55・3キロでクリアした。

公式計量後には後楽園ホールに観客を入れて計量。入場から大歓声が起き、Tシャツを脱ぎ、バッキバキに仕上がった体を見せるとボルテージはさらに上がった。

 ピリピリした雰囲気を漂わせ続けた前日の公式会見とはうってかわって、終始にこやか。撮影時も笑みを絶やさず、フェースオフ後は自ら手を差し出し中谷と両手でガッチリ握手を交わした。退場時には着ていたTシャツを観客席へ投げ入れるサービスで喜ばせた。

 計量後の取材では「減量すらも楽しめた」と話し、作戦については「色々と自分の中で考えて、感じたままに動きたい」とした。興行は「THE DAY やがて、伝説と呼ばれる日」と銘打たれている。どんな伝説を残したいか問われると「その伝説は井上尚弥だったと言わせるような日にしたいですね」と余裕をみせた。

 公開計量のチケット(5500円)は完売し、興行のチケットも完売。5万5000人の来場が見込まれている。両者のファイトマネーは非公表だが、興行を手がける大橋ジムの大橋秀行会長は「2人とも(自身)過去最高額」と明言。数十億円規模になるとみられる。

 WBCからは626個の宝石があしらわれた時価総額10万ドル(約1600万円)の特別リングが勝者に贈られることも公表されている。尚弥は「この試合に対する期待だったり、でかさだったりを実感しますね」と話している。

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