春季キャンプ中に左アキレス腱(けん)を断裂した阪神・石井大智投手(28)が1日、2軍施設「SGL」で約30メートルの本格的なキャッチボールを再開した。「投げられるようになってからはちょっとだけ楽しくなってきました。

でも、まだまだ段階がある」と現在の心境を吐露した。

 術後は左足をギプスで固定し、松葉づえを使って歩くのがやっとだった。「おじいちゃんみたいな足だった」と表現するほど筋肉は衰えた。段階を踏んで付け外し可能な装具で歩くリハビリを行い、4月上旬には装具が全て取れるほどに回復。「今は女性ぐらいの足にはなった」と説明した。 1軍戦は欠かさずに視聴している。「気持ち的には見たくないですけど…」と複雑な思いも抱いている。「前向きかと言われたらそうではない。でもやるという選択肢しかない」。暗いトンネルの先には光が差し込むと信じて歩み続ける。(藤田 芽生)

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