◆プロボクシング ▽WBOアジアパシフィック・フライ級(50・8キロ以下)10回戦 △王者・富岡浩介(引き分け)同級5位・田中将吾△(2日、東京ドーム)

 WBOアジアパシフィックフライ級チャンピオン・富岡浩介(23)=RE:BOOT=が、一進一退の攻防の末に引き分けで初防衛に成功した。挑戦者の同級5位・田中将吾(24)=大橋=と、お互い決定打を打ち込めないまま三者三様の採点となり、ベルトを死守した。

 「(終わった瞬間)正直、ぎりぎりで勝ったかなと思った。ドローでも防衛なんで、ホッとしています」と、引き分け防衛に胸をなで下ろした。序盤は前に出る田中のプレッシャーにやや下がる展開。それでも中盤になるとトリッキーな動きで挑戦者の空振りを誘い左を打ち込んだ。

 小学校4年からボクシングを始め、高校には進学せずに17歳でプロデビューした異色派。挑戦者の田中とは中学時代に一度対戦して判定勝ちしている。その田中は高校、大学でタイトルを獲得しアマエリートからプロ入り。「田中選手は自分とは正反対のエリート。自分は雑草の強さをみせます」と意気込みを口にして挑んだ初防衛戦。すっきりと勝つことはできなかったが、ベルトを守る最低限の仕事は成し遂げた。

 究極の目標は世界挑戦だが、その前に実現したい試合がある。日本&東洋太平洋フライ級王者・野上翔(RK蒲田)との地域タイトル3団体統一戦。

野上とは一昨年3月に日本フライ級ユース王座決定戦で対戦し、1―2で判定負けしている。「一度負けている相手。今年中にリベンジがしたい」と、雪辱での地域タイトル3冠取りへ意欲を示した。

 戦績は富岡が11勝(8KO)4敗1分け、田中は5勝(3KO)1分け。

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