◆プロボクシング ▽世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)4団体統一タイトルマッチ12回戦 〇統一王者・井上尚弥(判定)WBA&WBC&WBO同級1位・中谷潤人●(2日、東京ドーム)

 世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(33)=大橋=が、WBA&WBC&WBO世界同級1位の中谷潤人(28)=M・T=を判定で下し、ともに32戦全勝同士の無敗対決を制した。観衆は5万5000人で東京ドームでのボクシング興行では過去最多となった

 東京ドームでのプロボクシング興行は、尚弥―ルイス・ネリ(メキシコ)が行われた2024年5月6日以来2年ぶり4度目。

今回は最高額が33万円のチケットが完売していた。この日行われた全7試合は引き分けを含めすべて判定での決着となった。

 ◆過去の東京ドームのボクシング興行

 〈1〉こけら落とし 1988年3月21日、東京ドームのこけら落としとして、WBA・WBC・IBF世界ヘビー級統一王者マイク・タイソン―元WBA同級王者トニー・タッブス(ともに米国)戦が行われ、タイソンが2回2分54秒TKO勝ち。前座の日本ウエルター級タイトルマッチでは、吉野弘幸が王者・坂本孝雄に4回KO勝ちし王座獲得。吉野は92年12月に王座を返上するまで14度の防衛を果たした。5万1000人を動員。

 〈2〉世紀の番狂わせ 90年2月11日、3団体統一王者タイソンが挑戦者ジェームス・ダグラス(ともに米国)と対戦。8回にタイソンがダウンを奪うも、10回にダグラスが連打から強烈な左でタイソンからプロ初ダウンを奪い1分23秒KO勝ち。ボクシング史上最大の番狂わせの一つとされる。前座では、デビュー2戦目の辰吉丈一郎がチャーチュード・エウアンサンパン(タイ)に2回KO勝ち。日本2階級制覇王者の高橋ナオトはノリー・ジョッキージム(タイ)に10回判定負け。観衆は5万1600人。

 〈3〉日本人初メイン 2024年5月6日、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥がWBC世界スーパーバンタム級1位の指名挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)と対戦。東京ドームのプロボクシング興行は34年2か月ぶりで、日本人ボクサーがメインイベントを務めるのは初。試合は初回に井上がプロキャリア初のダウンを奪われるも合計3度のダウンを奪い6回1分22秒TKO勝ち。ほか、WBO世界バンタム級タイトルマッチ(武居由樹が王者ジェイソン・モロニーに判定勝ち)、WBA世界同級タイトルマッチ(王者・井上拓真が石田匠に判定勝ち)、WBA世界フライ級タイトルマッチ(王者・ユーリ阿久井政悟が桑原拓に判定勝ち)も行われ、4大世界戦興行となった。チケット最高額は22万円。観衆は4万3000人。

編集部おすすめ