◆米大リーグ アストロズドジャース(5日、米テキサス州ヒューストン=ダイキンパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が5日(日本時間6日)、敵地・アストロズ戦に先発し、89球を投げて7回4安打8奪三振、2失点の好投を見せたが、打線は5安打1得点と援護に恵まれず、3勝目はお預けとなった。大谷が7回以上を投げるのは、エンゼルス時代の23年7月27日(同28日)の敵地・タイガース戦でメジャー初完投となる1安打完封を飾って以来、3年ぶりとなった。

 この日は打順からは外れており、今季3度目の投手専念で3勝目を狙う一戦。初回は上々の滑り出しを見せた。先頭アルテューベを99・5マイル(約160キロ)直球で空振り三振に仕留めると、2三振を含む3者凡退で好スタートを切っていた。

 2回には先頭のウォーカーに左翼ソロを浴び、先制点を献上した。内角高めの97・7マイル(約157・2キロ)の直球を完璧に捉えられると、球場名物の蒸気機関車の線路まで到達する395フィート(約120メートル)の特大アーチ。大谷はこれが今季初被弾となった。さらに、1点ビハインドの3回には1死から9番シューメイクに左翼ポール際へのソロを浴び、今季初被弾となった2回から2イニング連続被弾。3回を終えてベンチに戻る際には、首をかしげる一幕があった。

 2点ビハインドの4回はクリーンアップを迎え、先頭の3番パレデスを三ゴロ、ソロを打たれたウォーカーは見逃し三振でリベンジを果たすと、5番スミスは二飛で3者凡退に抑えた。5回は2死一、三塁のピンチを招いたが、強打者アルテューベをスライダーで空振り三振を奪うと、マウンド上でほえた。

 大谷は前日は「1番・指名打者」でフル出場。5打席で2四球を選んだが3打数無安打に終わり、自己ワーストとなる先発5試合、24打席連続安打なしに。

ロバーツ監督は試合前には二刀流起用の方針だったが、試合の結果を受け、投手専念を明言。この日の試合前、取材に応じた指揮官は「彼の最優先は常にドジャースが勝つこと。登板しない日に打撃を休むことで得られる休養が、短期的にも長期的にも彼自身とチームにとって最善だと理解している。休養日を提案しても全く抵抗はなかった。それはいいこと」と話した。

 大谷は今季は4月15日(同16日)の本拠地・メッツ戦で打順から外れ、今回で同28日(同29日)の本拠地・マーリンズ戦に続いて2登板連続、3度目の投手専念。打順では最大のスランプに陥っているが、投手は絶好調だ。3、4月度の月間MVPを自身初の投手部門で受賞。3年ぶりに開幕ローテに入った今季は、5登板で2勝1敗、防御率0・60と圧巻の成績を残し、開幕から5試合連続で「6回以上」「被安打5以下」「自責1以下」「被本塁打0」をクリアした史上初の投手になった。

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