卓球 世界選手権団体戦 第11日(8日、英ロンドン)

 3戦先勝方式で争う決勝トーナメントの準々決勝で、橋本帆乃香(デンソー)、張本美和(木下グループ)、早田ひな(日本生命)で臨んだ世界チームランク2位の日本女子が、同28位のウクライナを3―0で退け、4強入り。3位決定戦がないため、14年から6大会連続のメダルを確定させた。

1971年大会以来、55年ぶりの金メダル獲得の目標にまた1つ前進した。

 ウクライナはエース・ペソツカが不在だったが、第1試合では、シングルス世界ランク15位のカットマン・橋本が、同166位のディムトレンコに3―0で先勝。持ち前の粘り強い戦いを展開し、重圧のかかるメダルマッチでも日本に勢いをつける1勝をつかんだ。

 第2試合は同5位の張本がウクライナのホープ・マチュニナと対戦。序盤は相手のドライブにタイミングが合わない場面もあったが、徐々に合わせ、コースをついたサーブが効いて11―9で先取。第2G序盤はラリーで打ち合ったが、4―4から相手の返球が浮いたところをバックでクロスに打ち抜いた。7―5から4連続得点で11―5で連取。第3Gは4連続得点でスタート。ラリーで相手の強打も食らったが、冷静に多彩な攻撃を展開し、11―6でストレート勝ちを収めた。

 メダルに王手をかけて臨んだ第3試合では左のエース・早田が42歳のベテラン・ビレンコと激突。カットマンの相手に対し、冷静にコースをつきながらラリー戦に対応。狙い澄ましたサーブから3球目の攻撃をしっかり決めきるなどゲーム中盤から主導権を握った。

多彩な攻撃でカットマンを翻弄(ほんろう)して見せた。

 早田は試合後、「みんなで勝ち取った銅メダル以上だと思います。でも、目指すは金メダルなので、ここからまたしっかり頑張っていきたい」と視線を上げた。

 100周年記念大会が聖地・ロンドンで行われ、決勝Tのシードを決めるリーグ戦で日本は、イングランド、フランス、ドイツに3連勝し、組1位突破で第2シードを獲得。決勝Tでは層の厚さを見せ、クロアチア、ルクセンブルク、この日のウクライナに3戦連続でストレート勝ちと盤石な勝ち上がりを見せてきた。

 9日の準決勝では、世界チームランク4位のドイツと再戦。3日のリーグ戦では、張本が24年パリ五輪団体で敗れたA・カウフマンに雪辱するなど、日本は3―1で勝利。7連覇を狙う同1位の中国も韓国を倒して4強入りしている。5大会連続銀メダルの日本女子は悔しさをぶつけ、55年ぶりの頂点へ突き進む。

編集部おすすめ