巨人の泉口友汰内野手(26)は8日から10日の中日3連戦(バンテリンD)で9打数無安打。10日はスタメンを外れたものの、練習では、好調だった4月と変わらず快音を連発している。

野手担当の内田拓希記者が「見た」で今後の復調に迫った。

 その目はむしろ、闘争心を増してるように映った。今季初のベンチスタートとなった10日の中日戦は2点リードの9回無死満塁から代打で二ゴロ。球場から出てきた泉口は視線を落とさず、力強い足取りでチームバスに乗り込んだ。

 中日との3連戦は無安打だったものの、試合前のフリー打撃は広角に快音を連発。球団関係者によると、打球速度やスイング軌道は打球直撃で離脱前の4月と変わらない数値だという。フル出場を続けていた昨季から「言葉にするのは難しいですが、自分は体に少し疲労があるほうがいいパフォーマンスができるタイプだと思います」と語っていただけに、試合数を重ねて感覚を養えばおのずと数字もついてくるはずだ。

 昨季は開幕2軍からチーム6年ぶりの3割打者へ駆け上がり、今季も「横一線」の競争を勝ち抜いて「3番・遊撃」に“返り咲き”。キャンプ中は「(横一線は)阿部さんからのメッセージみたいなのかなと。1年やったけど、ここからが本当の勝負だぞと。そういう気持ちを作ってくれてるのは監督だと思ってるんで」と偽らざる思いを明かしていた。ルーキーイヤーから取材してきた3年で、逆境をバネにする強い芯を持った選手という印象が変わったことは一度もない。

指揮官からの「泉口が調子戻さない限りは出しません」という厳しい叱咤を糧に必ず、巨人を引っ張ってくれるはずだ。(内田 拓希)

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