巨人のファームを詳しく紹介する随時掲載の新企画「ファーム情報FROM G TOWN」。今回は走塁改革にスポットを当てる。

2軍は40試合で22勝17敗1分け、ファーム・リーグ中地区で首位・DeNAに0・5差の2位。若手が盗塁を量産して超アグレッシブな走塁が磨かれている。

 走塁の意識改革はファームでも着実に進んでいる。巨人2軍は直近5試合で9盗塁とよく走った。開幕から40試合。チーム盗塁数54は中地区トップで、東地区、西地区を含めて全14球団の中でも最多だ。

 個人では育成選手でチームトップクラスの俊足・鈴木大が出場30試合で中地区トップの14盗塁。通算228盗塁の鈴木尚広2軍外野守備兼走塁コーチの指導のもと、スタートの切り方、スライディングなどを研究した成果が出ている。「尚広さんには『いいランナーはアウトにならない』と言われている。成功率8割以上はキープしたいです」。これまで失敗は2で、成功率8割7分5厘だ。

 その他にも小浜が27試合でチーム2位の9盗塁、皆川が19試合で同3位の6盗塁。

4月に1軍でプロ初安打を放つなど貴重な経験を積み、現在は2軍で汗を流すルーキーズが再昇格へ機動力も磨いている。

 今年は塁上での野手と走者の接触による故障リスク軽減のため、従来より一辺が約7・6センチ拡大された統一ベースが導入された。それにより塁間の距離が縮まり、走者が野手のタッチをかわせる可能性も増した。

 1軍の阿部監督は走塁改革を掲げ、チーム全体で先の塁を狙う意識が高まっている。ファームにも共有され、失敗を恐れない積極的な走塁が実践されている。

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