【ブライトン(英国)14日=森昌利通信員】9日に左太もも裏を負傷し、W杯出場が絶望的となったMF三笘薫(28)について、所属する英プレミアリーグ・ブライトンのヒュルツェラー監督が14日の会見で「今シーズンの残り2試合には戻って来れない」としつつ「W杯に関しては、はっきりしたことは言えない」と話した。

 会見では同監督はW杯の出場可否については触れず、「今シーズンの残り2試合には戻って来れない」とコメント。

続けて三笘の状態について説明した。「とにかく忍耐が必要だ。次の一週間で状況が変わることもある。サッカー選手にとってけがは付き物」と冷静に受け止め、「こういう時こそ、前向きでいなければならない。薫(三笘)にも同じことを言った」とアドバイスしたことも明かした。

 三笘の状況については日本サッカー協会と連携する意向も明かし、「お互い正直に何も包み隠さず、協力しあっていく」と話した。

 2大会連続のW杯出場が確実視されていた三笘はウルバーハンプトン戦の後半10分過ぎ、浮き球のロングボールを肩付近でトラップして前進した際、右手を上げてプレーをストップすると、左の太もも裏付近を押さえて倒れ込んだ。その後両手で顔を覆い、ショックを隠しきれない場面もあり、ホームスタジアムは騒然となった。医療班とのやり取りを追え、立ち上がると、交代時には自らの足で歩いてピッチを出たが、足は引きずった様子で、その表情には厳しさが浮かんでいた。地元メディアによると、試合後は松葉づえをついた状態でスタジアムを後にしたという。

 森保一監督は10日に「(スタッフから)軽傷ではない、という印象は聞いている」と語っていた。「戦術・三笘」とも言われる圧倒的な能力を持つアタッカーの不在は大きな痛手。

明日のW杯メンバー発表へ、森保監督は難しい判断を迫られる。

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