◆JERAセ・リーグ 巨人2―0DeNA(15日・東京ドーム)

 巨人はトレイ・キャベッジ外野手(29)が5回、2戦連発となる先制7号ソロ。そのままV弾となりチームを今季初の4連勝に導いた。

井上、マルティネスのリレーで今季初の0封勝利。先発に7試合ぶりに白星がつき阿部慎之助監督(47)は「チームにとって大きい」と評価した。

 白球がすさまじい勢いのまま左中間席へ消えた。キャベッジはバットを放り投げて走り出すと、一塁を回る前にイタズラっぽく舌を出した。両軍無得点のまま迎えた5回。先頭で打席に立つとカウント2―0から先発・平良の140キロのシンカーを捉えた。打球速度180キロ、飛距離126メートルの強烈な先制の7号ソロ。そのままV弾となり「すばらしい感触でした。来たボールに逆らわずにしっかり対応できたと思います」。ベンチ前でお決まりの弓矢ポーズを決めた。

 これで3戦連続「6番・左翼」で出場。13日の広島戦(福井)でも先制の6号ソロ。

2試合連続で先制弾を放ち、これで5戦連続安打。「ピッチャーが一生懸命投げてくれる中で先制点を取るのはチームにとって大事なことだと思うので、それができてよかった」と井上を援護し、うなずいた。阿部監督も「1回、状態を落としたんですけどいい兆候になってきているはずです」とこれからのさらなる上昇に期待をかけた。

 来日2年目。リスペクトする仲間とのプレーを楽しんでいる。「去年1年間の体験を通じて一緒にプレーしたチームメートと仲良くなれたので、今年につながっている部分が大きい」と語る。10日前に配信されたポッドキャスト「月刊スウィングス」では同僚・坂本の通算300本塁打達成を予言し「絶対に見逃せない瞬間。達成したら記念Tシャツが出る、絶対買うよ!」と語っていたが、予言通り坂本が13日の広島戦、サヨナラ3ランで300号を達成。

 キャベッジはロージンバッグを振り回し、歓喜の輪へ突進。ヒーローインタビューはベンチに残って巨人が誇るレジェンドの姿を見守った。記念グッズもすぐさまゲットし「少なくとも4、5枚は買いました。自分用と妻用と仲間に配りたい。

坂本選手は本当に伝説的な選手なので一緒にお祝いしたい」と、興奮した面持ちで自分のことのように喜んでいた。

 「能力を最大限に発揮することが自分の役割。そういうつもりで日々努力していきます」とキャビー。仲間思いの頼れる男がチームに勢いをつける。(水上 智恵)

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