バスケットボール 女子国際強化試合 日本代表98―73ラトビア代表(16日、神奈川・横浜BUNTAI)

 世界ランク10位の日本は同35位のラトビアと対戦し、98―73で勝利した。WNBAからドラフト指名を受けた田中こころ(ENEOS)は14分45秒出場し、3本の3ポイント(P)シュートを含むチーム2位の13得点をマーク。

星杏璃(ENEOS)がチーム最多14得点をマークした。17日も同会場でラトビアと戦う。

 21年東京五輪銀メダルの林咲希(富士通)は2年ぶりの代表戦で先発した。第3クオーターで相手ボールをスチールすると、残り3分1秒の場面では待望のこの日初ゴール。バスケットカウントで得たフリースローも決めるなど、後半に見せ場を作った。「緊張はあったけど、それくらいのエナジーがないといけない。後半のスチールだったり、走ることが自分の持ち味」と充実した表情で2年ぶりの代表戦を終えた。

 24―25シーズンに足首を負傷。昨年は代表活動を行えず「プレーしたいけどできなかった。やれる体じゃないのが一番苦しかった」と思いを打ち明けた。現在はコンディションも回復し、「バスケットってやっぱ楽しいな」とプレーできる喜びを感じながらコートに立っている。この日も笑顔を携えながらプレーし、ベンチからもチームメートを鼓舞し続けた。

 20歳の田中こころら若手が台頭する日本代表。9月のW杯(ドイツ)に向けてはライバルとなる存在が多くいるが、「競争はやっぱり負けないようにしなきゃいけない」と五輪2大会連続出場の実力者として、簡単に譲る気はない。それでも若手の活躍には、「焦りはなくて、いいプレーであったりそういうのは本当に単純にうれしい」と代表全体の成長には喜びもある。

 3大会連続五輪となる28年ロサンゼルス大会については、現時点では深くは考えていない。「1回1回の試合や、代表合宿に集中してやることで次につながる。ロス(五輪)に出たい気持ちもあるけど、目の前のことをしっかりやらなければ選ばれない」。実績は十分だが、簡単に代表に慣れない難しさも知るベテラン。2年後の大舞台へ向け、ひとつずつステップをこなしていく。

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