◆第87回オークス・G1(5月24日、東京競馬場・芝2400メートル)

 前哨戦の強さが際立つラフターラインズ(牝3歳、美浦・小笠倫弘厩舎、父アルアイン)が樫の女王に最も近い存在とみる。前走のフローラSは中団から鮮やかな差し切り勝ち。

課題だったスタートは完璧とまではいかなかったが、それを埋めて余りある末脚を披露した。繰り出した上がり3ハロン32秒8(2着エンネも同タイム)は、過去10年の同レースに出走したどの馬よりも速く、11秒3―11秒2―11秒1という加速ラップを楽に抜け出した爆発力はやはり非凡なものがある。

 13日に美浦トレセンへと帰厩。その2日後に行われた1週前追い切りで改めて鋭さを目の当たりにした。今回の距離延長を意識して美浦・Wコースで7ハロンの長めから追われ、最後の直線では僚馬2頭の内から並びかけ、一瞬で1馬身抜け出した。ゴーサインが出てからの反応が鋭く小笠調教師の「素晴らしい反応」という言葉もうなずけた。状態面にも不安はみられない。大観衆が見つめるゴール前からの発走さえクリアできれば、勝利はグッと近づくだろう。

(石行 佑介)

編集部おすすめ