【フローラS=レース評価A】61秒3-58秒0の前後半の差は3秒3と過去10年で最大のギャップ。ラスト3ハロン11秒3、11秒2、11秒1の尻上がりのラップを刻んだ直線でラフターラインズが中団から差し切った。

舞台は違うが、これで3戦連続で上がり32秒台をマーク。世代限定戦(2、3歳)で32秒9以下の上がりを3度マークしたのはこの馬が初めてだ。

 “史上初”は他にもある。東京の芝2000メートルで勝ち時計2分割れで上がり32秒台をマークしたのは史上10度目。秋の天皇賞でマークしたのはカンパニー、イクイノックス、ドウデュース、マスカレードボールの4頭。また、3歳6月までにマークした19年5月の夏木立賞のヴァンランディはのちにオープン入り、23年6月のホンコンJCTのドゥレッツァは同年の菊花賞馬だ。

 牝馬ではこの条件をクリアしたのは初めて。2着以下に広げてもいずれも天皇賞で記録したウオッカ(09年3着)、クロノジェネシス(20年3着)に、レースの上がりが32秒9だった昨年のシランケド(4着)、クイーンズウォーク(9着)、ブレイディヴェーグ(10着)と一流馬の名前が並ぶ。ラフターラインズがオークスを機に一流への道を突き進むか。ただ、2着ながら2戦目でこれをクリアしたエンネにも底知れぬ魅力を感じる。

【該当レースからの出走予定の各馬評価】

ラフターラインズ  G

エンネ       A

リアライズルミナス A

スタニングレディ  C

 【桜花賞=レース評価A】1番人気のスターアニスが完勝。発馬直後に外の馬が寄せてきたため、接触して頭を上げて、位置を下げるロス。

それでも直線で馬場中央を伸びて2着に2馬身半差。序盤がスムーズならもっと派手なパフォーマンスを見せていたかも。

 ただ、1番人気で1冠目を制した馬の2冠達成は1冠目が1馬身未満の小差がほとんど。2馬身以上の差をつけての勝利はマイルへの適性が光るためか、2400メートルに直結しない。また、距離経験では過去10年のオークス優勝馬が3頭を除いて1800メートル以上の経験があった。その3頭はアーモンドアイ、デアリングタクト、リバティアイランド。のちの牝馬3冠馬だ。

【該当レースからの出走予定の各馬評価】

スターアニス    A

アランカール    A

ドリームコア    A

スウィートハピネス B

ロンギングセリーヌ C

 【忘れな草賞=レース評価A】勝ち時計は21年のステラリアの1分58秒0に次ぐレース史上2位。前後半59秒7-59秒4の平均ペースを道中最後方のジュウリョクピエロが馬群が凝縮した4角手前から一気のまくりで突き抜けた。直後の古馬3勝クラスを勝ち時計で上回るが、同レースがスローだったことを考えれば、時計は馬場の影響から標準レベルだろう。

 ただ、過去に忘れな草賞で2馬身半差以上をつけて勝利してオークスに駒を進めた馬は〈3〉〈10〉〈3〉《1》〈7〉〈5〉〈3〉《1》〈7〉〈16〉着で、チョウカイキャロル(94年)、ラヴズオンリーユー(19年)の2頭の優勝馬を含め複勝率は50%。芝で2戦2勝のオルフェーヴル産駒は一気に首位戦線に浮上するか。

【該当レースからの出走予定の各馬評価】

ジュウリョクピエロ A

バースデイフライト C

ウィズクイーン   C

ソルパッサーレ   C

※評価は上位順にレースはA~C、馬別はG~Cとなります。

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