日本代表の斉藤俊秀コーチが21日、千葉市内で6月11日(日本時間12日)に開幕する北中米W杯に向け合同取材に応じた。

 前回22年カタール大会に続きコーチとして2大会連続W杯に臨む斉藤氏は主に守備を担当する。

「自分としては、前回より落ち着いていて平常心でいるような気がする。いい仲間に恵まれ、いい準備ができている。(3月末の)イングランド戦(1〇0)が終わった後も、一喜一憂せずに粛々と次に向かう雰囲気は、これまで歩んできた積み重ねなのでは」と終始穏やかな表情を浮かべながら語った。

 15日には26人のW杯メンバーが発表され、3月の活動で24年6月以来、1年9か月ぶりに招集されながらもけがで辞退したDF冨安健洋(アヤックス)も2大会連続W杯メンバーに選ばれた。斉藤コーチはDFリーダーになり得る27歳の冨安に関し「(森保)監督以下、継続的に彼とコミュニケーションを取っていたので、代表活動からは離れているが、コミュニケーション的ブランクはあまりない印象。彼の存在感は、選手たちの中で一目置いてというのもあるでしょうから。20代後半になって、いろんな経験をして、たくましくなっている。我々は提案や提示はさせてもらうけど、最終的に選手たちがピッチで自発的に行動してくれるというのがすごくたくましい。矢印が自分だけではなくて、しっかりと外(チームメートや後輩ら)にも向いているような雰囲気を感じる。頼もしいなというのはあります」と期待を寄せた。

 また、前回取材時には日本代表の攻撃から守備への切り替え時における帰陣が早いことを例に出し「SSBK」(サムライ・スプリント・バック)と名付けていると明かしたが、この日は「『SSBK』には2種類あるんです。サムライ・シュート・ブロックというのがあって、この間のイングランド戦でも、昨年のボリビア戦でも連続でシュートブロックした場面があった。

本職の屈強なセンターバックが跳ね返しているのではなく、10番や8番もできるような“ファンタジスタ”鎌田大地がボックスでシュートブロックして、センターフォワードの上田綺世もやる。(堂安)律もそう。キャプテン翼で言ったら、ツバサくんがあそこまで戻ってるみたいな。ポジションとか関係なく、振り返れば感動的なシーンでもある。ディフェンダーだから、そういう(体を張る)石崎くんみたいなプレーをするのではなく、今やどこのポジションの人でもそういうのをやるから、本当に脱帽というかすごい。育成の選手たちも見習ってほしい」と話した。

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