ACL2で優勝を果たしたG大阪FWイッサム・ジェバリ(34)が21日、スポーツ報知のインタビューに応じた。ポルトガル代表FW・Cロナウドらを擁するアルナスル(サウジアラビア)との決勝では、トップ下の位置で抜群のキープ力を発揮すると、前半30分にFWヒュメットのゴールをアシスト。

1―0で勝利し、クラブに10冠目のタイトルをもたらすとともに、大会MVPにも輝いた。

 「実際に誇らしいし、率直に嬉しいですね。そのために戦ってきましたし、やっと道のりをしっかりと整備できて、そこに到達でき、勝利を収めることができた。もうこれ以上のことは求められないくらい嬉しいです」

 23年にG大阪に加入し、当初は1トップなどストライカーの位置でプレーすることが多かったジェバリ。しかし今季はビッシング新監督の下でトップ下での起用が増えると、パスセンスやキープ力などを発揮して躍動し、ACL2優勝の原動力になった。

 「ダニ(ポヤトス前監督)の時は、9番(ストライカー)で起用されることが多かったですが、トップ下もできることは伝えていました。どのポジションで使うかは監督次第なので、9番でもトップ下でも心境の違いはありません。しかし実際、トップ下でしっかりと働きを見せられていることは、現監督であるイエンス(ビッシング)に感謝したいと感じています」

 さらに今季からチームを率いるビッシング監督の下で活躍を続けている要因に、指揮官とのコミュニケーションを挙げた。

 「実際にイエンスはコミュニケーションにたけた監督で、非常に自分もありがたく感じています。親密にコミュニケーションを取れることによって、どのようなゲームプランで試合に臨んでいるのか、何を監督が自分やチームに求めているのかが明確になります。明確になれば、自分はそれに応えるためにしっかりとプランを遂行します。それが自分のパフォーマンスも出せるということなので。

そのコミュニケーションがしっかりと取れている結果が、今大会の結果にもつながったのかなと実際に思っています」

 現在34歳と、ベテランの域にさしかかっても高いパフォーマンスを発揮しているジェバリ。それでもG大阪で発揮している現在のプレーは、まだすべてではないと言う。

 「タイトル数などで言えば、例えばノルウェーのローゼンボリというチームにいた時には2冠もしていますし、スウェーデンにいた時にも調子がいい時があった。年齢を踏まえるのであれば、今も調子がいい時期なのかなと感じます。でも、自分の中で常に思っているのは、いまだに僕のクオリティーは100パーセント見せられていない、ということ。もっと見せられる余地がある。実際に前3シーズン過ごした中で、自分の質をしっかりとピッチの上で証明できなかったもどかしさや悔しさもある。そこはまだ、自分の中で出し切れてないなと思ってます」

 

 G大阪で迎えた4シーズン目。2026年北中米W杯のチュニジア代表からは外れたが、G大阪でタイトルに貢献したことには充実感と喜びを明かす。それでもまだ、満足はしていない。

 「ここで4シーズン目。時間が経つのが早いな、というのが率直な印象です。

自分が在籍した期間で紆余曲折、アップダウンもありましたが、こうやってやっとタイトルに到達できた。やはりガンバのようなクラブは、常にタイトルを目指して戦わないといけない。今回の勝利は、自分たちの気持ちに値するものだと思う。常にタイトルをかけて戦わないといけないというのは、自分たちの宿命なのかなと思います」

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