◆スポーツ報知・記者コラム「両国発」

 15日にサッカー日本代表26人が発表され、いよいよ北中米W杯に向けて本番モードに突入した。6月上旬からの事前キャンプと1次リーグ第2戦チュニジア戦(6月20日)を行うメキシコ・モンテレイでも歓迎ムードが高まっている。

モンテレイ在住16年で、東北部日墨協会会長の平井伸治氏(52)は「試合前日の19日から“サムライブルー”に染めていきたいです」と話し、W杯通算1000試合目のメモリアルマッチに向けて、日系企業と協力して青色Tシャツを配布するなどの準備を進めている。

 親日家のメキシコ人が多いことも“ホームアドバンテージ”を期待できる要素の一つ。架け橋となっているのは、世界中で愛されている日本の漫画やアニメだ。1980年代には現地テレビ局で、午後5~6時台の子ども向け番組として「鉄腕アトム」「マジンガーZ」「キャンディ・キャンディ」などの日本アニメが吹き替え版で放映されていたという。その後も「キャプテン翼」「ドラゴンボール」と続き、動画配信サービス全盛の今は「ワンピース」や「鬼滅の刃」が爆発的な人気を誇っている。

 5月上旬に、同協会の研修の一環で来日したメンバー5人を取材した。その際も、好きな漫画やアニメの名前がスラスラと出てきたのには驚かされた。W杯へ、同協会の事務局長を務めるアレクサンドロ・トバル氏(28)も「ホームにいるような感じを体感してもらいたいですし、また来たいなと思ってもらえるような印象を残したいですね」と全面バックアップを約束してくれた。青く染まったモンテレイが日本の勝利を後押ししてくれるはずだ。(サッカー担当・後藤 亮太)

 ◆後藤 亮太(ごとう・りょうた) 12年入社。23年からサッカー担当でW杯取材は初。

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