スノーボード女子アルペン大回転で、2年連続W杯総合優勝を果たした三木つばき(22)=浜松いわた信用金庫、掛川桜が丘中出身=が26日、掛川市役所で今季のシーズン報告を行った。席上で今年5月に若手選手を育成する「ほたるプロジェクト」を発足させたことを明かした。

面接で、世界一を目指している若きスノーボーダー4選手をすでに、選考済み。今月から8月にかけて4回の合宿でフィジカルトレーニングや座学などを行い、来年1月には一緒に雪上でトレーニングを行う予定だ。

 W杯で2年連続総合優勝を果たした三木が、新たなプロジェクトに乗り出す。22歳の若きヒロインが、スノボーアルペン界の後進育成のために動き出した。「今、生きた情報やノウハウを必要とする若手へ、現役の私から伝えられることがあるのではないか。スノーボードで育てていただいたご恩を、若手選手への“アシスト”という形で還元していきたい」。世界に通用する日本人スノーボーダーが一人でも多く出てきて欲しいという思いで取り組みをスタートさせた。

 名前に願いが込められている。「蛍は、土の中で育って、地上では自分の力で発光する生き物。将来、暗闇でも自身や周囲を輝かせる選手になれるように」と、「ほたるプロジェクト」と名付けた。三木が信頼を寄せるトレーナーの力を借りながらウェートトレのやり方などを指導したり、座学では、三木自身がこれまで培ってきた経験、目標設定の作り方などを伝授。冬の雪上では一緒に練習を行う予定だ。

 「時間はかかると思うけど、少しずつ、全国に広げていきたい。まだまだ私も五輪を目指したいので、ここから育った選手と8年後、12年後、一緒に出て、日本人同士、決勝で対戦できたらいいですね」と、壮大な夢を語った。

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