◆プロバスケットボール男子 りそなBリーグ チャンピオンシップ決勝 長崎72―64琉球(26日、神奈川・横浜アリーナ)

 2勝先勝方式のCS決勝第3戦が行われ、西地区優勝の長崎がワイルドカードの琉球に72―64で勝利し、リーグ参戦5季目、B1昇格3季目の異例のスピードで初の日本一に輝いた。

 今季限りで現役引退の狩俣昌也は、決勝では出場機会がなかったが、ベンチからチームメートを鼓舞し続けた。

表彰式ではチームを代表して優勝をトロフィーを受け取り、高々と掲げて有終の美を飾った。「いい人たちに恵まれて感謝の思い。自信を持ってプレーしていて頼もしかった」と仲間たちへの感謝を語った。

 チームの大黒柱・馬場雄大はコート内のインタビューで「狩俣さんが引退を発表してから毎日、彼のためにやってきた。ここで優勝を分かち合えて感無量」と話した。ほかの選手たちも「昌也さんのために」を合言葉としてCSを勝ち上がってきた。「そこも感謝の思い。一人ひとりが『最後、優勝しましょう』と言ってくれた。その思いはうれしかったし、5年間やってきたことは間違いではなかったのかな」とクラブ発足時からの歩みを振り返った。

 20年に創立され、21年にB3に参入。初年度メンバーとしてチームの発展に貢献してきた。発足当時にGM兼ヘッドコーチだった伊藤拓摩氏は「必死で口説き落とした」と明かし、入団に至るまでには何度も断られたと明かした。

 日本一を目指し、チームが始動してから5年と短い時間で、頂点まで上り詰めた。「(優勝を)強く思ってはいたけど、こういう想像はできなかった。厳しいだろなと思いながらも、可能性もあってそこを目指してきた。それがかなうのは特別だった」と感慨に浸った。

 一つ大きな目標を達成し、来季からはBプレミアが始まる。「ヴェルカには、自分たちの正しいことを正しくやるカルチャーがある。その積み重ねが優勝だと思う。優勝できたことでそれが強くなる。もっとヴェルカらしくなっていくと思うし、より勢いが加速して、日本を代表するチームになっていける。ここから文化を作って、成長していくチームになるのが楽しみ」とチームの更なる活躍に期待を寄せた。

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