◆日本生命セ・パ交流戦 2026 巨人4―8ソフトバンク(28日・東京ドーム)

 内角低めの剛球を、坂本は技ではじき返した。鋭いライナーが左翼線に弾んだ。

0―0の初回2死。体を沈み込ませて、相手先発・スチュワートの153キロ直球を体の前で捉えた。今季62打席目で、待望の初二塁打。「良かったです」。NPB2位の通算二塁打を470に伸ばし、歴代最多の立浪和義まで残り17に迫った。さらに交流戦は通算69二塁打となり、今江年晶(楽天)に並び歴代最多に浮上した。

 2試合連続の3番起用。3回1死二塁では9球粘って四球を選び、一挙3得点の猛攻につなげた。4月24、25日のDeNA戦(横浜)以来、1か月ぶりとなる2日連続のスタメン出場できっちり仕事を果たした。

 前日28日ソフトバンク戦(東京D)の3回はアルメンタの高め153キロ直球を中前へ。2日連続で150キロ台中盤を捉えている。

 試合日の調整に変化を加えた。

全体練習前のウェートトレーニングで体を温めてから臨んでいたが「ハリを残さないまま練習に入ったほうがいい」と判断。開幕直前からウェートトレのタイミングを試合後に変更した。「去年まではそこまで重量をやっていなかったけど、春のキャンプからスクワットだったり重い重量をやるようになった」と岩垣トレーナー。20年目を迎えた体と対話しながら進化を続けている。

 守備では4―2の5回2死満塁、田中将が押し出し四球を与えると、すかさずマウンドに歩み寄って声をかけた。「与えられたところで勝てるように1試合、1試合やっていきます。頑張ります」。唯一無二の存在感と経験値でチームを支えている。(内田 拓希)

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