◆日本生命セ・パ交流戦 2026 日本ハム3―5巨人(30日・エスコンフィールド)
G党の余韻が冷める間もなく、エスコンに快音が響いた。岸田は右翼ブルペンに飛び込んだ打球を見届けると、ダイヤモンドを回るスピードと表情を少しだけ緩めた。
西舘を援護 2―0の2回無死。初球の低め145キロ直球をかち上げた。「たまたまですけど、しっかり振りにいった中であっちに飛んだ。良かったですね」と、23年6月30日阪神戦(東京D)の延長10回に放ったサヨナラ弾以来、プロ2本目となる逆方向へのアーチ。今季初登板初先発の西舘に「楽しそうに投げていた。少しだけ楽な状態というか、思い切った投球ができたんじゃないかな」と2回で3点のリードをプレゼントした。
“ホタテパワー”がさく裂した。前夜はチーム宿舎でビュッフェスタイルの北海道グルメに舌鼓。中でも目を奪われたのが、日本最北の村・猿払(さるふつ)産の焼きホタテだった。
7回1死でスライダーを中前へ運ぶと、9回先頭は昨季まで同僚だった3番手・菊地の低めカットボールを拾って中前に落とした。3安打で今季2度目の猛打賞。4回の四球と合わせ、平らげたホタテの数と同じ4出塁で打線を力強くけん引した。
試合前には仕事でエスコンを訪れていた巨人時代の先輩・中田翔氏(37)から「頑張れよ」と激励を受けた。交流戦は3勝2敗と勝ち星が先行し「(1チームと)対戦が3試合なので、出し惜しみせず一人一人を抑えることをしっかり大事にしてやっていきたい」。絶好調の大城と岸田が並ぶ強力打線はDH制が敷かれる交流戦ならでは。カード3連勝に向け、上昇機運が高まっている。(内田 拓希)
◆記録メモ 巨人は2回、キャベッジに続いて岸田も本塁打。チームで2者連続のアーチは、5月2日阪神戦の9回に代打の佐々木、岸田で記録して以来、今季2度目。
◆宮本和知Point 岸田が3安打に全4出塁の活躍。これだけバットの調子がいいと、リードも乗ってくるよね。2者連続本塁打はチーム今季2度目だけれど、前回5月2日の阪神戦も佐々木からの岸田だった。投手が落胆したところを狙いすますのが、うまいってことだよね。キャプテンマークをつけた今シーズン。プレッシャーももちろんあるだろうけれど、それをプライドに変えて頑張っている感じがする。(スポーツ報知評論家・宮本 和知)










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