サバイバルオーディション番組「現役歌王JAPAN」のトップ7メンバーとして注目を集めたシンガー・ソングライターのSHU(31)が、19日にフルバンド形式では初の単独ライブ(東京・渋谷のSpotify O―WEST)を開催する。

 透き通った歌声、圧倒的な表現力と抜群の歌唱力が武器。

1月に念願だった初の単独公演(東京・O―Crest)が実現。3月には東京・大阪で開催し、規模を拡大した。今回はフルバンドでのステージに「新しいチャレンジなので楽しみです。これまで以上に曲の世界観、ライブ感を楽しんでもらえると思う。自由でポジティブな空間にできたら」と意気込んだ。

 12歳から10年間、カナダ・トロントで暮らし、日本語、英語、中国語(広東語、北京語)を操るマルチリンガル。転機は2015年、トロントで行われた世界的な音楽オーディション番組の中国版「The Voice of China(TVC)」のオーディションに合格したこと。その後、中国・上海に渡り、現地で収録に臨んだ。

 「まさか自分が合格するなんて…。すごく刺激を受けて。僕も人を感動させられるような音楽を届けたいなと。本格的に音楽をやると決めました」

 17年に帰国。

18年にミュージカル「Only You~ぼくらのROMEO&JULIET~」に出演するなど、日本での芸能活動が軌道に乗り始めた頃、コロナ禍でスケジュールが全て白紙になった。楽曲制作を学ぶレッスンの期間に充てた。

 「初めて楽曲提供したのがタイのアーティストなんですが、その時に達成感があった。自分が作ったものを歌ってもらい、それが世の中にリリースされる―それが、不思議な感覚で。自分が表に立って歌う喜びとは、別のうれしさもありました」

 昨年出演した「現役歌王」では「僕自身が表舞台に立って、直接歌を届ける喜びを思い出させてもらった」と語り、眠っていた感情を呼び起こす結果になった。

 「『現役歌王』に出られたおかげで、多くの方に知ってもらうこともできた。いろいろな表現の仕方があると学べたし、自分の音楽のルーツを思い出せたことも大きかったです」

 夢は米グラミー賞を取ること、東京ドーム単独公演を行うことだが、SHUは「それと同じぐらいに、自分の音楽が誰かの日常に寄り添える存在になれたら」と願った。(加茂 伸太郎)

 ◆SHU(しゅう)本名・長澤秀平。1994年12月26日、東京都生まれカナダ育ち。31歳。日本人の父親、中国人の母親を持つ。4歳から18歳までピアノを習う。

2022年「WEIBO Account Festival」で新人歌手アワード受賞。24年に柴咲コウのツアーにコーラス参加。敬愛する歌手はテイラー・スウィフト。マイブームは団子(追分だんご本舗のアンバサダーになるのが夢)。

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