◆第76回安田記念・G1(6月7日、東京競馬場・芝1600メートル、良)

 春のマイル王決定戦は17頭立てで争われ、ダミアン・レーン騎手が騎乗した24年桜花賞馬のステレンボッシュ(牝5歳、美浦・宮田敬介厩舎、父エピファネイア)は10着。G1・2勝目を逃した。

 2歳時の阪神JFで2着。3歳時には桜の女王となった後も、オークスで2着、秋華賞でも3着とクラシック路線で輝いた。その後の香港ヴァーズでも3着と力のあるところを見せたが、以降は不振に陥った。昨年の大阪杯13着を始め、札幌記念15着、エリザベス女王杯10着…大きな着順も記録し5連敗。ところが、解散した国枝栄厩舎から転厩2戦目となった前走・エプソムCで復活の2着。取り組んできたことが実になりつつあることに、トレーナーも手応えを示していた。「勝って国枝先生に報告したい」。名門厩舎で調教助手を務めていた宮田調教師は強い気持ちを吐露していた。次こそ完全復活を遂げる。

 勝ったのは8番人気のシックスペンスで、勝ちタイムは1分32秒1。武豊騎手は57歳2か月24日でのG1勝利で、横山典弘騎手の56歳3か月4日を更新する史上最年長G1Vとなった。1番人気のガイアフォース(横山武史騎手)、7番人気のワールズエンド(津村明秀騎手)が2着同着となった。

 ダミアン・レーン騎手(ステレンボッシュ=10着)「スタートして悪くないポジションでした。きょうのレースは少し忙しく、狭いところに入ってしまいました。全体的に忙しいレースになってしまいました」

 岩田望来騎手(ルクソールカフェ=11着)「ゲートは出ましたけど、進み切れなかったです。馬場も気にしなかったですし、上手に走ってくれました」

 岩田康誠騎手(シャンパンカラー=12着)「頑張っていたけど前が止まらなかった。具合は良かったけど他馬が伸びている分、届かなかった」

 高杉吏麒騎手(ウォーターリヒト=13着)「なかなか流れが向かなかったです」

 横山和生騎手(シリウスコルト=14着)「スタートでつまずいてしまいました。もう少し前めのポジションを考えていました。周りの馬も速かったです。悪くない馬ですし、やれると思います」

 佐々木大輔騎手(サクラトゥジュール=15着)「スタートして前の馬が早めに入ってきたので、そこで引かざるを得ない形になって、そこで頭を上げてしまいました。それがしまいの伸び脚に響いてしまいました」

 フランシスコ・ゴンサルベス騎手(ロングラン=16着)「レースはリラックスして行けましたが、最後は瞬発力の差で敗れてしまった。1800メートルぐらいが良さそうです」

 藤懸貴志騎手(スズハローム=17着)「好スタートを切れて馬のリズムに任せて競馬をしました。ただ、最後の伸びを見ると、きょうは良さが出なかったです。周りに馬がいないシチュエーションのスムーズな競馬の方がいいのかも」

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