【大阪杯=レース評価A】勝ったのはクロワデュノール。直線で左右にふらつきながらも堂々の差し切り。

スムーズに伸びていれば、3/4馬身差はさらに広がっていたという見解は天皇賞・春の当コーナーで触れた通り。ただ、当時もA評価だったが、辛勝の天皇賞・春を経て臨む宝塚記念で評価は上げにくい。大阪杯がG1昇格後、春の古馬三冠をすべて使ったのは18年キタサンブラック(《1》《1》〈9〉着)、同年スマートレイアー(〈9〉〈7〉〈10〉)と昨年のジャスティンパレス(〈6〉〈6〉〈3〉着)の3頭だけ。昇格前年のキタサンブラックも〈2〉《1》〈3〉着。3億円のボーナスがかけられるのは当然の難題なのだ。

 逃げて2着のメイショウタバルをG評価に推す。58秒1―59秒5と前傾ラップ。大阪杯がG1になって前傾になったのは3度目で、雨の中レイパパレが逃げ切った21年とレコード決着の25年。25年はデシエルトが大逃げしていたため、2番手以降は後傾と推定できる。今年は離れた2番手グループが4番人気のショウヘイ(10着)など大きく崩れるなか、最後まで止まることなく自身のラストは12秒2。クロワデュノールにかわされたことよりも、3着につけた1馬身差を評価したい。

 脚質上、同型との兼ね合いが実戦では課題とはなるが、ドバイ遠征明けでの快勝だった前走よりも、ステップレースとして内容はかなり上。

今年は得意の阪神だけを狙ってきた春2戦。実を結ぶ準備はできている。

【当該レースから出走予定の各馬評価】

メイショウタバル G

クロワデュノール A

ダノンデサイル  A

タガノデュード  A

 【有馬記念=レース評価A】過去10年の勝ち馬の最終4角の通過順は9頭までが5番手以内(うち6頭は3番手以内)だが、ミュージアムマイルは4角11番手からの差し切りを決めた。

 グレード制導入後の有馬記念で4角10番手以降から勝利をつかんだのは4頭目。2000年に古馬G1完全制覇を成し遂げたテイエムオペラオー、06年に有終の美を飾ったディープインパクト、直線一気でぶっこ抜いて1番人気に応えた当時3歳のゴールドシップ(12年)と超一流馬の名が並ぶ。誤算続きで年明け初戦となるが、さらなる活躍が約束された勝利だったのは確かだ。

【当該レースから出走予定の各馬評価】

ミュージアムマイル A

コスモキュランダ  A

ダノンデサイル   A

レガレイラ     A

マイネルエンペラー B

メイショウタバル  C

シンエンペラー   C

ミステリーウェイ  C

 【日経賞=レース評価A】中盤からまくり合戦に。好位で運んだ前年の有馬記念2着のコスモキュランダはごちゃつくロスもあって7着。勝ったマイユニバースが12秒2、12秒1、11秒7の尻上がりのラップを4角11番手から突き抜けた。

 勝ち時計はレース史上2番目に速く、同じ舞台の有馬記念でも歴代6位に相当する。中山の芝2500メートルで3戦3勝とめっぽう強く、年末のGPがより楽しみだが、初の阪神内回りに対応できれば上位進出も。また、重賞初挑戦で2着のミクニインスパイアは直線でもたれなければの内容。

未知の可能性を感じる。

【当該レースから出走予定の各馬評価】

マイユニバース   A

ミクニインスパイア A

コスモキュランダ  B

ミステリーウェイ  C

※評価は上位順にレースはA~C、馬別はG~Cとなります。

編集部おすすめ