◆第108回全国高校野球和歌山大会▽2回戦 田辺15―0和歌山南陵=5回コールド=(13日・紀三井寺公園野球場)

 過去にレゲエの校歌で話題となった和歌山南陵は2年ぶりの単独出場だが、初戦で0―15で敗戦した。

 学校運営の問題などから、一時、生徒募集を停止したことも。

主将の佐藤尋斗(ひろと)主将(3年)は生徒募集を再開した昨年4月に転校してきた唯一の3年生。背番号1ながら「3番・捕手」でスタメン出場。3回途中から救援登板したが、相手の勢いを止めることはできなかった。

 小林祐哉監督によると、佐藤は転校してきたときから肘痛があり、この日もブロック注射2本と座薬を入れた状態で登板した。

 「あの子がいなかったら今のチームはない。みんな『佐藤さんのために』と言っていた」(小林監督)とチームをまとめていた。

 佐藤は「悔しい結果になったけれど、後輩たちに最後まで諦めない姿というのは、みせることができたと思います」と悔し涙を浮かべていた。後輩たちに向けて「(相手チームのように)3年生の最後の思いが強いところに勝つのは難しい。来年、再来年、ここに戻ってきて活躍して欲しい」と後を託した。

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