巨人は14日、ファーム・リーグのハヤテで今季プレーしていた韓国出身の李健熙(イ・ゴンヒ)捕手(26)と育成選手契約を結んだと正式発表した。背番号は「009」に決まった。

 韓国・慶北高、韓国・檀国大を経て韓国プロ野球のNCダイノスにブルペン捕手として入団して1年間所属。その後、兵役期間中に日本でのプレーを目標に掲げて日本語を猛勉強し、ハヤテのトライアウトを受け選手としての道を開いた。

 通訳なしで日本語の会話が可能で、今季からハヤテでプレー。ファーム・リーグで30試合、打率2割2分4厘、0本塁打、7打点の成績を残していた。

 178センチ、85キロの右投げ右打ちで強肩が武器。巨人2軍との試合でもハングリーなプレースタイルを含め、球団関係者が熱視線を送っていた。

 巨人は支配下では小林誠司捕手、甲斐拓也捕手、大城卓三捕手、岸田行倫捕手、山瀬慎之助捕手、内外野も含めどこでも守れる郡拓也捕手と球界屈指の層の厚さを誇る。

 育成選手では松井蓮太朗捕手、亀田啓太捕手、喜多隆介捕手が故障、コンディションが万全ではなく、坂本達也捕手が3軍でフル稼働。中田歩夢内野手や田上優弥内野手が捕手の練習に取り組むなど、ファームで捕手が不足していた。

 李健熙は外国人選手のためドラフト指名の必要がない外国人枠で、シーズン途中の補強が可能だった。即1軍の戦力という補強ではないが、将来的な支配下選手昇格、1軍出場を目標にファームで経験を積む。

 巨人で韓国出身選手といえば趙成ミン投手(チョ・ソンミン=96~02年)、鄭ミン哲投手(チョン・ミンチョル=01~02年)、鄭ミン台投手(チョン・ミンテ=01~02年)、李承ヨプ内野手(06~10年)がいるが、近年は縁がなかった。

李承ヨプ現1軍打撃コーチ以来球団16年ぶりと久しぶりの韓国出身選手で、球界の日韓交流という意味でも大きな挑戦になりそうだ。(片岡 優帆)

編集部おすすめ