第108回全国高校野球選手権は18日、準々決勝4試合が行われる。仙台育英(宮城)は休養日の17日、智弁和歌山(和歌山)戦に向け、西宮市内のグラウンドで約2時間の練習を行った。

 仙台育英は宮城大会から計62イニング、一度もリードを許していない。ここまで先行逃げ切りを続けてきたが、須江航監督は今夏初となるビハインドも覚悟する。「想定しているのは追いかける展開。失点を重ねないことが大事」。1番から切れ目のない相手打線を警戒し、「ゲームが壊れないで試合がつながっていけば勝機がある」と終盤勝負を思い描いた。

 その想定を覆せれば、展開は大きく変わる。「先制ができたら面白い試合になる。先制点が取れれば、うちは攻撃のバリエーションを持っているので、それに乗っていける」。得点の目安は「4、5点」。複数の好投手をそろえる相手だけに、早い段階で特徴をつかみ、攻略につなげる。

 打線の鍵を握るのは4番・田山纏(まとい、3年)と、その前後を担う打者だ。須江監督は「田山自体は多分警戒される。

その後の高岡(龍一)、有本(豪琉)あたりが」と期待。田山も「1年生がつないでくれたチャンスは、絶対自分がここで決めるという気持ちが強い」と4番の責任を口にした。

 智弁和歌山とは2007年夏以来、19年ぶりとなる甲子園での対戦だ。須江監督は智弁和歌山・中谷仁監督と親交があり、大会中にも連絡を取り合ってきた。「できれば決勝で高いところでやりたいですね、と言ってあったんですけど、準々決勝だった」と笑う。 「まず目先の一戦を戦って、気づいたら高いところにいたな、というテーマでやっている」。19年ぶりの注目対決。仙台育英は目の前の一戦だけを見据え、強敵に挑む。

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