◆第108回全国高校野球選手権大会第14日 ▽準決勝 智弁和歌山―横浜(20日・甲子園

 今秋ドラフト1位候補で最速157キロ右腕の横浜・織田翔希投手が準決勝・智弁和歌山戦に先発したが、楠本に今夏初被弾となる3ランを浴びるなど、2回1/3を8安打4失点でKOされた。

 エースの乱調で、横浜は故・渡辺元智監督が率い松坂大輔を擁した1998年以来の優勝には届かず敗退。

試合後、涙を流した右腕は「最後の最後に何をしているんだろう」と、やるせない思いを明かした。

 試合後の織田の主な一問一答は以下。

―今の気持ちは

「負けた瞬間は一番に、スタンドで応援してくれてる仲間の顔が浮かんで、本当に申し訳ないなって気持ちがすごく大きかったけど、やっぱりこのチームのエースで、今日もしっかりとマウンドで投げることができて、本当にすごく楽しかったです」

―今日はどんな思いで

「いつもと変わらず、本当にこのチームを勝たせようって思いを持ってマウンドに上がりました」

―ホームラン打たれたとき

「甘くいったなっていうのが一番でした」

―降板した時の気持ちは

「ここで代えられることがすごく情けなくて、チームに悪い流れをもたらしたままマウンドを降りてしまったので、最後の最後に何をしているんだろうというのが一番ありました」

―裏に下がってベンチに戻ってくるまでに時間があったように

「ちょっと裏で話をしていました」

―ベンチではどんな思いで

「自分が落ちていては駄目だなというのはチームのみんなに鼓舞されて自分が気付かされた部分で、いままで助けられた分があったので次は自分が助けようという思いがありました」

―甲子園はどんな場所

「すごく成長させられた場所だなと思います」

 ◆織田の今大会投球内容

1回戦 沖縄尚学 先発 8回2/3 2失点 12K

2回戦 日南学園 救援 3回 無失点 4K

3回戦 霞ケ浦 救援 4回 無失点 7K

準々決勝 花巻東 先発 9回 無失点 10K

準決勝 智弁和歌山 先発 2回1/3 4失点 1K

 ◆織田 翔希(おだ・しょうき)2008年6月3日、北九州市生まれ。18歳。足立小1年で野球を始め、3年から投手。足立中では軟式野球部。高校では1年春の県大会からベンチ入り。同秋の関東大会準々決勝の東農大二戦で、公式戦初完投初完封。明治神宮大会でも準々決勝で明徳義塾を2安打完封。昨春センバツでは奥村頼人(現ロッテ)との二枚看板で優勝に貢献した。趣味は寝ること。好きな言葉は「気愛」「親孝行」。

186センチ、81キロ。右投右打。

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