◆米大リーグ ホワイトソックス―ツインズ(5日、米イリノイ州シカゴ=レートフィールド)

 ホワイトソックス・村上宗隆内野手(26)が5日(日本時間6日)、本拠地・ツインズ戦に「3番・一塁」でスタメン出場し、初回1死一塁の1打席目に、17試合、75打席ぶりの本塁打となる30号を放って本拠地が沸いた。日本人選手のシーズン30本塁打は、松井秀喜大谷翔平鈴木誠也に続いて4人目で、メジャー1年目では史上初の快挙だ。

 初回1死一塁の1打席目。カウント2―2から先発右腕・ブラッドリーの外角スプリットをうまくはじき返した。逆方向に打球角度49度で高々上がった打球はグングン伸びて、左翼のブルペンへと飛び込んでいった。打球速度は103・6マイル(約166・7キロ)、飛距離346フィート(約105メートル)だった。

 久々の快音となった。村上は8月7~18日(同8~19日)の11試合で5本塁打を放って量産態勢に入ったかと思われたが、同18日(同19日)の敵地・カブス戦で29号を放ってから16試合連続で本塁打なし。試合前の時点で8月以降は1割3分6厘と苦しんでいた。前日4日(同5日)からは打順も5月以来となる2番から3番に下がり、レギュラーシーズンがこの試合を含めて残り21試合となって地区優勝も見えてきた中で、久々のアーチを描いた。

 2番ではこれまで22本塁打を放っていたが、3番で本塁打を放つのは、4月24日(同25日)の本拠地・ナショナルズ戦で元巨人・マイコラスから11号を放って以来で、5本目となった。

 日本人選手のシーズン30本塁打は、ドジャース・大谷翔平投手(32)が今季もマークして21年から6年連続6度目の達成。それ以外には松井秀喜(ヤンキース)が2004年に1度(31本)、25年に鈴木誠也(カブス)が1度(32本)放っただけだ。史上4人目で、1年目では初めて。

26歳での達成は日本人史上最年少となった。

 ヤクルト時代にはプロ2年目の19年に36本塁打。22年には日本人史上最多となる56発を放って三冠王にも輝いた。今季からメジャーに挑戦。異国の地で、力自慢の外国人選手との戦いとなったが「自分のことをホームランバッターだと思っていますし、球団もそれを望んでいると思いますし、そうなりたいと思います」とホームランバッター、長距離砲としてのプライドを捨てずに、真っ向勝負してきた。右太もも裏の肉離れで7月途中まで35試合を欠場しながら、142試合目での30発は、レギュラーシーズン162試合に換算すると、34・4発ペース。ここからラストスパートをかけて再び調子を上げていけば、これまで日本人では大谷しかつかんでいない40発も視野に入っている。

 ホワイトソックスではすでにバルガスとC・モンゴメリーも30発を放っており、30本塁打トリオとなった。ホワイトソックスで3人が30本塁打以上を放つのは、2008年以来18年ぶりとなった。

 ◆今季の日本人選手の本塁打数

 〈1〉30 大谷翔平(ドジャース)、村上宗隆(ホワイトソックス)

 〈3〉28 岡本和真(ブルージェイズ)

 〈4〉24 鈴木誠也(カブス)

 〈5〉5  吉田正尚(レッドソックス)

 ◆日本人選手の1年目の本塁打上位

 〈1〉30 村上宗隆(26年、ホワイトソックス)

 〈2〉28 岡本和真(26年、ブルージェイズ)

 〈3〉22 大谷翔平(18年、エンゼルス

 〈4〉18 城島健司(06年、マリナーズ

 〈5〉16 松井秀喜(03年、ヤンキース)

 〈6〉15 井口資仁(05年、ホワイトソックス)、吉田正尚(23年、レッドソックス)

 ◆日本人選手のシーズン30本塁打以上

 ▽大谷翔平(エンゼルス、ドジャース=6度) 21年46本、22年34本、23年44本(以上エンゼルス)、24年54本、25年55本、26年30本(以上ドジャース)

 ▽松井秀喜(ヤンキース=1度) 04年31本

 ▽鈴木誠也(カブス=1度) 25年32本

 ▽村上宗隆(ホワイトソックス=1度) 26年30本

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